近大通信で司書資格を取るにあたり、入学前に調べたことを列挙します。
近大通信で司書資格を取るかどうか迷っている方へ、お役に立てればと思います。
年間予定
履修期間は、1年間です。必要な単位を全て修得すれば、履修期間1年未満でも資格取得が可能です。大学・短大卒の方は、司書資格取得に必要な全ての単位を修得した翌月初旬に修了証書が発行されます。
試験月は、1年間で10回です。4月と10月には試験がありません。


私の勤め先は、土日に不定期に勤務があり、時には急遽呼び出しが入ることがあります。そのため、受験を申請していたとしても、急遽欠席しなければならなくなることがある状況です。これが繰り返されてしまうと、1年で資格を取得できない可能性があります(T_T) そのため、なるべく科目試験の受験申請は毎回フル(4科目)で申請する必要がありました。受験申請をするには、締切までにレポート提出が必要です。その日程が自分でクリアできるものか、おおむねの予定を立てるには年間予定が必須でした。
年間予定は、今年度の分はいつでも参照することができますし、次年度についても、2月には発表されていました。つまり私の場合は2022年2月に年間予定を確認できました。これを見て、仕事との両立が可能か判断した上で、2022年4月入学とすることを決定しました。

科目試験受験申請・締切日、受験日、メディア授業受講期間については、ばらつきがあり、ふとすると忘れてしまう可能性がありました。
私の場合は、4月〜9月のカレンダーに年間予定を書き込み、そして壁に貼り付けておきました。こうすることで、期限内にレポートを提出したものの受験申請を忘れる、ということがないように注意しました。日々の生活が多忙になると、学生であることを忘れそうになります。目に入るところに予定を書いておくことで、1年間、学習する身であることを忘れずにいれそうです。
履修する科目
必須科目が9科目、選択科目が2科目、面接授業科目が2科目あります。合計13科目を合格すれば、晴れて司書資格取得となります。
学習する順番については、また別の記事でご紹介しようと思います。まずはアウトラインを把握していただけたらと思います。
必須科目
必須科目は9科目あります。

選択科目
4科目のうち2科目を選択して履修します。これは出願のときまでに決めておく必要があります。ただし、「追加履修」として、入学後に履修を追加することもできるようです。


私は、「図書・図書館史」「図書館情報資源特論」を選択しました。
私の在学期間(2022年4月〜)は、コロナがまだ落ち着いていませんでしたので、感染状態が考慮され、「図書館実習」ではないものを選択することが推奨されていました。
面接授業科目
面接授業科目は2科目です。試験は年2回のみです。まず選択するのは、面接授業をスクーリングで受けるか、メディア授業で受けるか、という点です。どちらの場合も、授業を受けた後に単位終了試験があります。スクーリングの場合は最終日、メディア授業の場合は最終週(1週間)が試験日となります。


私はどちらもメディア授業を選択しました。メディア授業であれば、5〜7月の3ヶ月の間、都合のつく時に動画を視聴し、単位修了試験日も自分で設定できるので、時間の融通がきく点がありがたかったです。
スクーリングを受けた方のSNSやブログを見ると、講堂で授業を受ける形式も魅力的に見えました。ぜひ自分に合った方を選択して下さい。
以下は、メディア授業を選択した場合について書いていきます。

メディア授業の受講(受験)の申請は、年2回です。申請期間に十分注意しましょう。
担当している先生がそれぞれ2人ずついますので、選択しましょう。
注意すべき点は、関連科目のレポートを提出していなければ、メディア授業の受講申請(=試験申請)ができないことです。情報サービス演習を受けるには情報サービス論、情報資源組織演習を受けるには情報資源組織論のレポートを提出しておく必要があります。メディア授業は上記の通り、年2回しか受講・受験できません。そのため、初回の受講チャンスを逃すと、試験を受けるチャンスは1回しかありません。しかもメディア授業の申請は、前期4月15日、後期10月15日までと、入学後すぐ締め切られてしまいます。情報サービス論と情報資源組織論のレポート提出を急ぐ理由はこれです。計画的に、進めていくようにしましょう。
単位取得までの流れ
単位取得までの流れは、以下のようになっています。
① 科目のテキストが届く(「レポート設題集」「科目終末試験問題集」)
② 「レポート設題集」の科目レポートを提出する
③ レポート提出済みの科目終末試験を受験申請する(受験日時点でレポートの合否は問わず)
④ 科目終末試験を受験する
⑤ レポート合格と科目終末試験合格をもって、単位取得!
注意すべき点は、レポートを提出していなければ、科目終末試験の受験申請ができないことです。受験したい科目のレポートは、終末試験受験申請日までに提出しておく必要があります。合否は問われませんが、2000 字のレポートを期限までに作成することは、なかなか大変です。
レポート
「レポート設題集」にある設題内容について科目ごとにレポートを書き、KULeD上に提出します。2000字程度となっています。科目によっては参考文献を利用しながら作成します。
レポート作成については別の記事で詳しく書く予定です。そちらもご参照下さい。
科目終末試験
科目終末試験は、1科目50分です。受験申請時に選択すべきことは2つあります。
- 会場受験 または WEB受験
- 受験する科目
会場受験 または WEB受験
会場受験かWEB受験を選択することができます。どちらで受験するかによって条件が違います。
- 会場受験
- 「科目終末試験問題集」からの出題。2022年は偶数なので、偶数番号から出題される。
- 教科書などの持ち込みは不可。
- WEB受験
- 「科目終末試験問題集」から出題されるとは限らない。
- 自宅で受験可能。教科書やネットワーク環境を用いてその場で調べることが可能。

私は全教科WEB受験を選択しました。地方在住なので通学は困難であること、仕事の都合上、試験中であっても呼び出しが入る可能性があること、を考慮するとWEB受験一択でした。
また、会場受験の場合は教科書を持ち込めず、答案を概ね暗記する必要があります。暗記にまったく自信がないので、資料を見ながらその場で解答する方が向いていると思ったことも一因です。
受験する科目
1回の科目終末試験で受験できる科目は、最大4科目です。午前の部、午後の部に分かれており、それぞれ最大2科目まで受験が可能です。午前か午後どちらに受験できるのかは、科目によって決まっているので注意が必要です。例えば、前半に午前の部の科目ばかり受験し、後半に午後の部の科目ばかり残っていると、調整が難しくなるかと思います。これらを把握して受験計画を立てる必要があります。
自分で作成して部屋の壁に貼っていた表を下記にお示しします。2022年時点のものですので、受験時間や科目の変更がないかは確認よろしくお願いします。

合格発表はおよそ1ヶ月後です。年間予定表に記載されています。
もし不合格であっても、学籍有効期限内は、合格するまで何度でも受験可能です。ただし、合否がわかるまで同一科目の申請は不可なので、多くの場合は2ヶ月連続で同一科目を申請することはできません。
試験対策については、別の記事で詳しく書く予定です。そちらもご参照下さい。
その他の調べたことは、こちらにまとめています。
随時更新していこうと思います。わかりにくい点や修正すべき点などがあれば御指摘下さい。
よろしくお願いします。